多くのお客様にご来廊いただいているMUSEEexhibitions「銀座、次の100年のためのスタディ展」銀座の都市景観を考える建築展。これまでの銀座の歴史を俯瞰し、未来(次の100年)の銀座を「MUSEEの可能性を引き出す」をテーマに考察検討=スタディする試みの展示です。近代建築のビル1棟すべて、通路や屋上も含め存分に活用した本展覧会。今回は、2階の展示風景をご紹介します。

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2階は、多摩美術大学環境デザイン学科の学生さんによる仮想リノベーションプランを12案を展示しています。

 

監修いただいた岸本章教授は、近代建築はもとより国内外の古い建築を訪ね歩き、記録されています。(2017/1/28土曜日18:30〜トークイベント開催。ご予約受付中。)

 

今回は、銀座のMUSEEを実技課題として選んでいただきました。カフェ、シェアオフィス、ライブハウス、ヴィンテージカーのショールーム、個人住宅、浮世絵ミュージアム、植物プラントと、若い学生さん達のイノベーティブで個性的な提案に、驚かされます。建築というハードだけでなく、ソフト(ビジネスモデル)も真摯に考えられており、銀座の人々が心地よく回遊するMUSEEが示されました。

 

アーキディレクションの菊池甫さん、山本展久さんによる、「昭和通り」のリサーチインスタレーションが、会場に華を添えます。「延床面積・お金・年月」という3つ軸で 、チョコレートやコイン、トランプ、ケーキと直感的に指標が提示されています。MUSEEは、チョコレート1粒の延床に対し、歌舞伎座ザ・タワーは698粒とのこと。昭和通り沿いを、楽しく俯瞰することで、鑑賞者に新しい発見をしてもらいたいという願いが込められています。