Exhibitions 現在開催中&開催予定の展覧会

戦前から銀座に残るレトロな空間で企画開催される展覧会。
作品はもちろん、創り手である作家との出会いが、
新しい未来を導いてくれることでしょう。

現在進行形のアートの現場に立ち会えるのが、ギャラリーの醍醐味です。
銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)では、近代建築の魅力を堪能できる3つのギャラリー空間を舞台に、月1〜2本のペースで展覧会を企画開催しています。
Culture(文化・教養・思考力・意思)をベースに、①History(歴史軸・伝統・記憶)、②Urban architecture(建築・空間・都市景観)、③Contemporary art(現代世相を反映した美術、新奇性)を基準とし、展覧会をキュレーションしています。

銀座から発信される新しい価値観。どうぞお楽しみください。

The true charm of this gallery is the chance to bear witness to the progressive art scene, unique from other art museums. This gallery, home to three floors modeled after Western architecture, is a space that can host up to four artists’ exhibitions at any given time. Here, richly individualistic exhibits are held showing the fruits of an artist’s daily efforts of creation, offering a place to convey a new system of values. Please seek out your favorite works and enjoy the opportunity to meet the artists. Let us guide you to your new future.of art.

開催中の展覧会

【近代建築100選】ギャラリー空間、常設展示をご覧いただけます。

銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)は、営業時間内、空間を見学いただけます。「中央区近代建築100選」にも選出された、銀座に残る希少な建築で、建築フリークの皆様にお越しいただいております。これまで開催した展覧会で公開した作品、併設するパルナスウィーンインテリアでは、ウィーン19世紀末セセッション期のアンティークガラスを常設展示しています。お気軽にご来廊下さい。

【作家・企業の皆様へ】戦前からの残る、銀座の歴史を見守ってきた近代建築を舞台に、

「記憶に残る」美術館スタイルの展覧会 を企画段階よりプロデュースしています。

 

 

 

営業時間:水〜日 午前11時〜午後18時   休廊:月・火

お問い合わせ電話番号: 03-6228-6694       メールアドレス: r@kawasaki-brand-design.com

開催予定の展覧会

硲 敏明 展 Toshiaki Hazama exhibition 2017
憧憬の宇宙 Longing for far beyond the GALAXY ; Metallic Ceramics

開催趣旨

 硲敏明は、世界的に高い評価を得ている電子楽器(シンセサイザー)メーカーのデザイン室に勤務し、数多のプロダクト・デザインに携わってきた。1998年に作陶に目覚めて以来20年、独自の創作を追い求めてきた硲の作品には、デザイナーとして培ったシンプルでモダンな感覚が存分に生かされている。

 土から作られた陶器でありながら、あたかも金属を思わせる質感と、それに美しい対比を見せるブルーの色使いが作品の特徴である。表面の金属的な質感(テクスチャー)は銅釉、ブルーはトルコ青釉の使用によるものである。トルコ青は、あえて少しくすんだ青をつくり出している。

 創作の原点には常に壮大な銀河宇宙(ギャラクシー)への強い憧れがあった。少年時代から天文に興味を抱き、仕事で浜松に来てからは望遠鏡を覗いて宇宙を散策するのを好んだ。

 作品のフォルムは宇宙からの飛来者のようでもあり、これから宇宙に飛び立とうと息をひそめている生き物のようでもある。表面を覆う金属質の光沢は、宇宙から舞い降りた金属元素なのか。

 大空のもとに置かれたときの佇まいは孤高の存在が宇宙の彼方と交信しているかのように見えてくる。果てなき宇宙の方向を絶えず意識し、広大な宇宙に浮かぶ銀河の彼方から届く声に絶えず耳を傾け、こちらからも声を発信し続けているに違いない。そっと耳を近づければ、何やら謎めいた声が聞こえてきそうな気がしないだろうか?

 本展「憧憬の宇宙」は、宇宙(ギャラクシー)への憧れを体現するために硲が試行錯誤を重ねてきた成果である。天空への想いを凝縮した壮大な世界をここに展開する。

作家紹介

硲 敏明

静岡県浜松市在住。国際的な電子楽器メーカーに在籍時、プロダクトデザイナーとして勤務。その間1998年より作陶を始める。2004年自身の工房「銀乃月窯」を開設。月が絶えず満ち欠けを繰り返し日々変化するように、自身も変化と進化を続けたいと考えている。

 

受賞歴 

2002年 第5回遠州あすなろ陶芸展  静岡新聞社・SBS静岡放送賞

2003年 第56回創造展   入選

2004年 第57回創造展   入選

2005年 第58回創造展   新人賞

2006年 第59回創造展   奨励賞

        国民文化祭陶芸展(山口県) 佳作

2008年 第61回創造展   入選

個展   

喫茶Scene ’07  ’09  ’13  ’15

ギャラリーRound Table  ’11  ’13  ’14

お茶の間のおと  ’14  ’15

浜松信用金庫きらりタウン支店  ’14

カフェレストラン連理  ’15

Re*blanc  ’16

グループ展・イベント

STORE’S STYLE    ’15

浜松信用金庫きらりタウン支店  ’16

遠州綿紬ぬくもり工房  ’16

Antique Café Road     ’16

銀座レトロギャラリーMUSEE  ’16

企画展 ギュスターブ・ドレの『神曲』
ダンテ「神曲」、500年の時を超えた精緻な視覚化

開催趣旨

 13世紀から14世紀にかけてイタリアで活躍した詩人・政治家ダンテ・アリギエーリ(1265-1321)による長編叙事詩『神曲』は、聖書に次ぐ世界最大の古典と言われ、美術、文学、音楽とさまざまな創作者の最大の発想源となってきた。同時代のボッカチョをはじめ、ゲーテ、アレクサンドル・デュマ、美術ではシスティーナ礼拝堂天井画を描いたミケランジェロから、ウィリアム、ブレイク、現代のダリ、音楽ではチャイコフスキー、リストなど多数の芸術家が神曲からインスピレーションを得て、作品を制作している。

 聖書に天国や地獄の記述はあったが、それを具体的に言葉で描写したのはダンテが初めてだった。ダンテが『地獄篇』を著した14世紀初頭以降、キリスト教美術において天国や地獄が盛んに図像化されるようになり、後世のあらゆる分野に多大な影響を及ぼした。ちなみに、現代でも2016年公開の映画『インフェルノ』(トムハンクス主演)でも重要なモチーフとして取り上げられている。

 ダンテの『神曲』は、イタリアでの政争と自身のフィレンツェ追放、そして永遠の淑女ベアトリーチェへの愛の存在を背景に描かれたとされる叙述詩で、地獄篇、煉獄篇、天国篇の 3 部から構成されている。

 物語は、ダンテ自身が、ユリウス暦 1300年の聖金曜日、暗い森の中に迷い込む場面から始まる。古代ローマの大詩人ウェルギリウスと出会い導かれ、地獄、煉獄、天国を遍歴をはじめる。地獄の九圏を通り、地球の対蹠点にある煉獄山にたどり着く。煉獄山を登るにつれて罪が清められていき、その頂で、永遠の淑女ベアトリーチェと再会する。ベアトリーチェは実際にダンテが幼い頃から敬慕し、愛するも拒絶。24歳の若さで夭折し、永遠の淑女として生涯賛美することを誓った女性である。彼女の導きでダンテは天界へ昇天し、各遊星の天を巡って至高天(エンピレオ)へと昇りつめ、神の域に達するという壮大な物語になっている。

 ダンテの時代から約500年後の19世紀、『神曲』世界の重要な場面を、140枚近くの木版画で表現したのがまだ年若いギュスターブ・ドレ(1832-1888)だった。彼の挿絵本『神曲』は、当時の常識を超えた版の大きさと挿絵の多さでたちまち大評判となった。500年の時を超え、二大天才のコラボともいえるドレの挿画本『神曲』は、多数の場面を克明に可視化した功績は、美術史上画期的であり、現代に通じるヴィジュアル時代の幕開けとなった。

 

 本展では、100年前に出版された挿画本から29点を展示。地獄篇と煉獄篇を視覚化した作品が比較的多いが、ドレの描く光と慈愛に満ちた天国篇の挿絵を多めに取り上げてみた。抽象的で難解な『神曲』の世界を、精緻に浮かび上がる視覚で感じていただき、歴史を超えた知的な旅に誘えれば幸甚である。

展示予定作品 一覧

相宮 慧子 展 keiko aimiya exhibition2017「鯉龍」 (仮題)

開催趣旨(ごあいさつ)

13世紀頃からヨーロッパで発祥した白糸刺繍。その美しさにめぐり逢い、ひたすらに白糸刺繍を追い求めてまいりました。オーガンジー地に刺すシャドーワークに心ひかれ、伝統の手法を現代のデザインで表現することを心がけています。ただ作品として飾るのではなく、日常の生活で使って欲しい。白糸刺繍の素晴らしさをもっと伝えたい。そんな想いで夢を膨らませ作品を作り続けております。

幸運なことに、過去4回にわたり、南仏コート・ダジュール、ボーリュー(Beaulieu-sur-Mer)という街の歴史あるチャペルにて展覧会を開催することができました。世界中のセレブを魅了する素晴らしい街を舞台に、日本人の私が制作した白糸刺繍の世界を表現し、現地のマスコミにも取り上げられ、市長さんをはじめ現地の方々との実りある文化交流となりました。

gallery_11gallery_24

ボーリューと東京銀座は、お客様の感度の高いという意味で、共通点があると感じています。築85年という歴史ある、銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)を舞台に、新作展として、亡き父が描いた日本画のモチーフ「鯉」から着想を得た6メートルの大作を公開します。

白糸刺繍の美しさ、素晴らしさを後世に伝授する一助になれば幸いです。

 

作家紹介

 

相宮慧子

 

東京生まれ。東京家政学院短大科卒業。

墨絵を日本南画院副理事長、飯田満佐子氏(東籬)氏に、ヨーロッパ刺繍を元文化女子大学教授、故誉田文子氏に学び、1982年から刺繍作家として活躍。

作品は主に白糸刺繍とシャドーワークで、発表は国内とパリ、ボーリューの作品展のみ。自宅で主宰する初心者向けの刺繍教室では、基本のステッチの徹底指導に定評がある。

EMBROIDERY WHITE

北澤 千絵 展(仮題)

作家紹介

北澤 千絵

武蔵野美術大学短期大学部卒。「お前の絵は絵ではない」と言われ、10年以上描くことを休止。追い詰められ始めたロッククライミング中に、死を意識する場面に幾度も遭遇した。岩と自分との対峙、その孤独なまでのプロセスが絵画制作と連なると気づき再び絵筆を執る。2011年より3回の個展を経て、潜在意識に刻み込むような影を追求している。

 

MUSEEexhibitions006 星野陽子 展

 

musee-exhibition

銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)の完全企画展「MUSEE exhibitions」。独自の経験・背景から信念を持ち意欲的に創作する気鋭作家を紹介、さらに俯瞰して、建築や都市空間までも視野に展開するシリーズです。現代の世相を反映しつつ、未来志向の実験的・イノベーティブなプロセスを通じ、独自の価値観の提示に挑みます。空間構成から体験をアートとするインスタレーション、プロジェクションマッピングなどの新しい手法、そして戦前から残る近代建築との対照性にご注目ください。

MUSEE exhibitions  is a comprehensive design exhibition by Ginza Retro Gallery MUSEE. This series serves to introduce bold artists producing works with ambition and conviction rooted in experiences and environments both in Japan and abroad. MUSEE exhibitions focuses on installations that use spatial organization to turn personal experiences into art. Through experimental processes that reflect modern times while looking toward the future, MUSEE exhibitions strives to present a unique worldview. Please take care to note as well the contrast with the modern architecture that lingers from pre-war days.

『America』/2016年/ミクストメディア/サイズ可変

『America』2016年 ミクストメディア サイズ可変

 

作家経歴

 

星野 陽子 YOKO HOSHINO

1991 神奈川県横浜市生まれ
2014「トーキョーワンダーウォール 2014 入選』
2015「TURNER AWARD 2015 優秀賞」
東京藝術大学 大学院 美術研究科油画第5研究室 修士1年在籍中

2018年1月、初の大規模な企画展開催が決定。銀座で戦前から残る近代建築
「銀座レトロギャラリーMUSEE」を舞台に、新作インスタレーションを展開する。

 

『色彩の強度・質感の差異・形の意外性。私の制作の出発点は常に絵画です。

美しい絵具に触れた時の高揚感を、現在の日常生活の中で触れる様々な素材に感じながら空間に当てはめていきます。

そこで生まれる新しい形や現象物を頼りに、それらが鮮やかな空気に変わる瞬間を探して手を動かしています。』

彫刻家 たかはしなつき 展(仮題)

p_now-printing