Productオリジナル壁面作品 “WWK”

ウィーン19世紀末の魅力を凝縮した壁面作品
WWK(WAND WERK KAWASAKI)が、革新の精神を
今の日本に、貴方の空間に呼び醒してくれます。

WWK(WAND WERK KAWASAKI) とは、ドイツ語で「壁飾り KAWASAKI」という意味です。
パルナスウィーンインテリア主宰の川崎弘美によるオリジナル作品。
19世紀末ウィーンの魅力が凝縮した質の高いテキスタイルを使った構成美を追求した壁面装飾です。

建築家ヨーゼフ・ホフマン、芸術家コロマン・モーザーら19世紀末ウィーン分離派(セセッション)の騎手達。
彼らが志した革新の精神を、テキスタイルデザインから感じ取ることができます。
壁面は、インテリア空間でまず視線に入るキーポイントです。
WWKを設えることで、貴方のインテリア空間が印象的にバリューアップされることでしょう。

In German, WWK means Kawasaki wall-hanging. PARNAS Wien Interior has carefully selected intricately designed high-quality textiles from late 19th century Vienna and created wall ornaments by combining multiple panels together. The jockeys who spurred the late 19th century Wiener Secession were renowned names like the architect Hoffman and the artist Moser, and we can now enjoy the spirit of innovation which they aspired to. A wall surface is a space, an important visual location: by adding an impressive WWK to your wall you can improve the quality of your space.

 

 

 

感性を磨く。美意識をレイアウトする。ウィーン19世末の革新デザインが蘇る。

ウィーン革新の精神が刻み込まれた壁面作品「WWK」

「19世紀末ウィーンで花開いた分離派(セセッション)様式の魅力を、多くに知ってもらい、楽しんでいただきたい。」そんな想いからパルナスウィーンインテリア主宰自ら選んだのが、壁面作品というジャンルでした。幾何学的なパターン、19世紀末の退廃的な世相を反映していかのような色彩…。
全てが凝縮されている当時と同じ質の高いテキスタイルを利用し、その組み合わせを最適に検討し、
彫刻のようにボリュームを持たせ、一点一点ハンドメイドで時間をかけ存在感ある壁面作品に仕上げました。
白い壁に掛けるだけで、空間の印象が引き締まり、ウィーン19世紀末の革新的なデザインが蘇ります。
それは貴方の感性を磨き、美意識をレイアウトしてくれることでしょう。

  • MUSEE GINZAの白亜の壁にWWKを展示した様子。ウィーンの革新の意匠が空間を引き締めます。

「WWK」で使用するテキスタイル

「WWK」を構成する上で、採用したのは、19世紀末ウィーン様式の魅力が凝縮されたテキスタイル。19世紀末当時のデザインを、今もなお復刻生産しているウィーンのバックハウゼン社によるものです。1849年創業のバックハウゼン社は、150年以上にわたり、品質が高く、芸術性に富む製品を創り出しているオーストリアを代表するインテリアメーカーのひとつです。1859年以降、ウィーン国立劇場や、市庁舎、国会議事堂などウィーンの代表的な公共建築に製品を提供。1888年には、王室のご用達に。そして、1903年に設立されたウィーン工房のテキスタイルに指定され、コロマン・モーザーやヨーゼフ・ホフマンらウィーン分離派の芸術家とのコラボレーションを実現しました。テキスタイルは、住宅など内部空間のための壁、クロス、家具の張り地のためにデザインされました。バックハウゼン社の製品は、現在でも世界中の名高い公共建築、ホテル、劇場などに納められています。

19世紀末ウィーンのテキスタイルを牽引したモーザーとホフマンのデザインを中心に、まずはそのテキスタイルの一部をご紹介します。コロマン・モーザーは、グラフィックの卓越した才能を生かし、ウィーン工房に在籍していた6年間に、300点以上のテキスタイルをデザインしました。主に動植物などを抽象化したファンタジックな曲線を使ったデザインで、日本の型紙に類似した《神託の花》は根強い人気があります。

  • 《神託の花(ORAKEL BLUME)》は、ウィーン世紀末の応接セットに華を添えます。
  • 《摘み取られた花》
  • 《夕べの静けさ》
  • 《高麗鶯》
  • 《神託の花(ORAKEL BLUME)》

ヨーゼフ・ホフマンは、1932年にウィーン工房が終結するまで在籍し、多くのデザインを手掛けました。彼のデザインは、すっきりとした直線的、幾何学的で、特に方形や矩形が多用されました。どちらかというと、ホフマンのデザインは男性的であり、モーザーは女性に好かれるデザインといえます。

  • 《野心家》
  • 《滝》

「WWK」壁面作品のご紹介

作品シリーズⅠ

シリーズの最初には、日本人に一番人気がある《神託の花(ORAKEL BLUME)》を選びました。
神託とは、「神のお告げ」のことで、モチーフとなっているタンポポの花言葉にあたります。
この文様は、日本の菊の型紙に影響を受けていることが指摘されており、
希代の芸術家と称されるコロマン・モーザーの美学で、洗練された文様に昇華してます。
赤、青、ブルー、ベージュ、そして存在感を放つ黒と豊富な色がそろっており、
素材も適度な厚みを持ちリバーシブルにつき、多くのヴァリエーションを展開しました。

作品シリーズⅡ

《秋の葉(Herbstblatt)》は、ヨーゼフ・ホフマンらしい幾何学的な直線と曲線で構成されたテキスタイルを使用しました。 ドイツ語Herbstblattといえば、紅葉が想起されるのですが、ホフマンは敢えて赤い色ではなく、深みのあるブルー、チャコール、山吹色で採用しました。書斎や寝室などの空間で、冷静さを演出できるよう、そのテキスタイルを構成しました。
建築家でもあったヨーゼフ・ホフマンの美学は、現代に生きる私たちの心を魅了してやみません。

作品シリーズⅢ

《森林(Bergwald)》は、ヨーゼフ・ホフマンのテキスタイルでは珍しい華やかな赤色が特徴的です。
オーストリアには、渓谷のパノラマが広がる山や森林が各地にあります。映画サウンドオブミュージック
でもザルツブルグの美しいアルプス山脈が登場しているので、イメージしやすいかと思います。
漆黒やグレーのデザインが多いヨーゼフ・ホフマンのテキスタイルですが、

この赤いドットには、内に秘めた情熱が表現されているのではないでしょうか。
年末年始をはじめとしたお祝いの席に、華を添えてくれるテイストに仕上げました。

作品シリーズⅣ

《人生(Lebenspfad)》の直線的な力強いデザインと、対照的な《葉の輪舞(Blatterreigen)》。ヨーセフホフマンとしては珍しく、有機的な葉を動的にデザインしたものです。輪舞する人生。そのネーミングにも個性を感じます。ドラマチックな組み合わせを意図しました。