Company運営会社の紹介

創業100年。総ては、ここからはじまった。
東京駅、日本銀行本店をはじめ、日本建築界をリードした 辰野金吾 博士による
重要文化財 赤レンガ館の施工が、川崎ブランドデザイン創業の原点です。

MUSEE GINZA を運営するのは、川崎ブランドデザイン。
世界のランドマーク建築を所有、ブランド価値を高めるブランディング&アートを企画・展開する会社です。

大正時代、東京駅を設計した 辰野金吾 博士による、赤レンガ館(大分市)施工に携わったのが、創業の原点です。
以来4代に亘り様々な建築に関わり、九州を代表する建設会社と呼ばれるまで成長させました。

2012年、都内にて独立。銀座に残る近代建築と出会い、MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignを開廊しました。
建築、デザインに挑み続けて100年。新たな挑戦が銀座で始まっています。

Kawasaki Brand Design Inc, with its 100 years of corporate history, owns and manages famous architectural sites and landmarks that define urban space around the world, including the much acclaimed United States national historical building “55 Wall Street”, “Trump Tower Manila”and more. At the main office which is located in Ginza, Tokyo, a building which is also considered a cultural property itself, we are currently initiating an ambitious architectural preservation project. In this project, we are publishing creative and future oriented content by joining the most vivacious forces of contemporary art. In 1917, the company was founded as an architectural firm. Later, the business expanded to become the constrution company in Kyushu. We participated in a project to preserve the architecture of Tatsuno Kingo(1854-1919)and Arata Isozaki(1931-). Since 2012, the 4th generation representative of a company (an MBA holder),Rikihiro Kawasaki who is also an art collector, is spearheading the company.

英国から輸入した赤レンガに白い御影石の帯を巡らせ、腰折れ屋根にランタン、八角形ドームなどヴィクトリアンゴシックの特色が見られるいわゆる「辰野式」建築様式。
写真は、大分空襲で焼け野原となった中、外壁だけ残して生き延び、戦後復興の象徴となった昭和24年頃のもの。大分市中心部に今も残る明治正統派の洋館建築の傑作です。

ORIGIN_MUSEEGINZA_KawasakiBrandDesign佐伯建設

http://kawasaki-brand-design.com/wp/wp-content/uploads/2018/09/FUTURE_MUSEEGINZA_KawasakiBrandDesign

代表ご挨拶

川崎ブランドデザイン有限会社 は、ニューヨークの国定歴史建造物55 Wall Streetを筆頭に、世界の都市空間を創るランドマーク建築を所有。拠点とする 銀座・歴史的文化財ビルでは、アートの力を結集し建築保存プロジェクトを敢行しています。

創業は、大正6年(1917)。東京駅で有名な辰野金吾が設計した重要文化財 赤レンガ館(大分県大分市)の施工に、若かりし日の曾祖父が参加したことに遡ります。建築事務所から始まり、以来4代に亘り 宇佐神宮 宝物館、大分市美術館、うみたまご、ラムネ温泉館、HOUSE-N…など様々な建築に関わり、九州を代表する建設会社と呼ばれるまで成長させました。また並行して、大分出身の世界的建築家 磯崎新氏、初期の代表作 旧大分県立図書館(現アートプラザ)大分県医師会館(現存せず)、創業の原点である赤レンガ館の保存を提起。恒久的な建築としての道筋を提示して参りました。

平成24年(2012)、先代の逝去に伴う事業承継の失策、経営方針を巡る齟齬が生まれ、独立。都内に移転し新たな拠点として、東京・銀座、昭和通り沿いの不動産を取得しました。当初は、国際的に活躍される建築家 藤本壮介さん設計の高層ビル新築を計画しましたが、採算の課題から解体寸前、廃墟だったビルをひとまず保存・再生することに。平成25年(2013)6月、アートギャラリーとして蘇らせ、銀座を見守ってきた希少な歴史文化財ビルが、美しく凛とした印象で、生き延びることになりました。

前衛美術集団ネオ・ダダ に所属した 現代美術家 風倉 匠(1936-2007)のファンとして生前30年来サポートを行ってきたことが、アートと関わるきっかけとなりました。1960年代、ネオ・ダダのメンバーが銀座を練り歩き全国的に著名となった縁を感じながら、インスタレーションなどの実験的な企画に取り組んでいます。

平成29年(2017)、創業100周年。社歴の根底には、「建築×アート」が常に共通項として存在していました。近代建築が持つノスタルジー(過去)に浸るだけでなく、「建築×アート」の可能性を信じ、未来を意識したコンテンツを発信し、アップデートされた新しい記憶を「共創」していくことが喜びであり使命だと認識しています。これからの展開にもどうぞご期待ください。

 

川崎ブランドデザイン有限会社
代表取締役 川崎 力宏

 

会社概要

商号

川崎ブランドデザイン有限会社

代表者

代表取締役 CEO
MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesign Directer 川崎 力宏

<略 歴>

 

中小企業診断士(経済産業大臣登録 登録番号413889)
経営管理修士(専門職/MBA)
宅地建物取引士(東京都知事登録 第240988号)
二級知的財産管理技能士(管理業務 厚生労働大臣指定 第IP1320001287号)

 

大分県大分市 出身  4代目
幼少期、前衛美術集団ネオ・ダダに所属した 風倉 匠(1936-2007)が主宰する絵画教室に通い、現代アートに触れて育つ。

07年3月 明治大学 政治経済学部 経済学科 卒業後
パナホーム株式会社(現パナソニックホームズ株式会社)勤務
家業(筆頭株主として)株式会社 佐伯建設 勤務、
川崎産業 有限会社 代表取締役就任  3代目逝去を経て

12年4月 川崎ブランドデザイン有限会社として都内にて独立
15年3月 法政大学 経営大学院イノベーションマネジメント専攻修士課程(MBA)修了

中小企業診断士として、マーケティング戦略を意識し、個々の特性を活かしブランド価値を高めることを念頭に、企業の展示会、美術作家らの展覧会を企画。銀座ギャラリーの新しい未来を切り拓くべく、様々なプロジェクトを展開している。

また国際不動産投資家として、世界各国に自ら出向き、未来のランドマークや名建築を軸に、NY文化財建築やトランプタワーマニラをはじめとした世界各地の都市空間に投資を行う。趣味は建築写真で、世界一周・60カ国の渡航経験を持つ。→WORLD TOUR

本店

〒104−0061
東京都中央区銀座一丁目20-17
川崎ブランドデザインビルヂング

創業

大正6年4月
※現代表の曾祖父 川崎喜一が佐伯建築事務所 大分出張所 開設に参画

法人設立日

昭和43年8月22日

資本金

10,000,000円 ※平成27年10月増資

事業目的

1 コンサルティング業務
2 リサーチ、マーケティング業務
3 商品企画、開発、製作業務
4 物品販売、輸出入貿易、物品貸与業務
5 イベント企画、講演、執筆業務
6 有価証券、不動産の保有管理運営業務
7 前各号に付帯する一切の事業

沿革

大正2年
創業者川崎喜一(1895-1975)が辰野金吾 博士による旧二十三銀行本店(現 赤レンガ館・重要文化財)の施工に携わる

大正6年4月
佐伯建築設計事務所(親戚の佐伯與之吉)が大分出張所を開設、創業者が参画【=創業】

昭和2年
鹿児島市中央公民館(片岡安・登録有形文化財)施工

昭和34年4月
(株)佐伯建設 法人設立 創業者が同社代表に就任

昭和43年8月
川崎産業(有)法人設立 2代目代表 川崎力太(1923-83) 就任
以降、平成24年まで(株)佐伯建設の株式保有会社として同社を経営

昭和57年
宇佐神宮 宝物館(大江宏 建築事務所)施工
前衛美術集団ネオ・ダダに所属した美術家 風倉匠(1936-2007)との交流がはじまる

昭和58年4月
3代目代表 川崎裕一(1953-2011) 就任

平成3年
日本青年会議所(JC)九州地区協議会 会長に3代目が就任  九州若手経済人の先陣役となる

平成5年
所有する地銀による無謀な建替え案に株主総会で反対を唱え、解体の危機に瀕した「赤レンガ館」保存を提起、リニューアルに導きBELCA賞受賞

平成10年
磯崎新の初期代表作「旧大分県立図書館」保存運動を指揮し、「大分市美術館アートプラザ」へと導く
由布院温泉の御三家「亀の井別荘・由布院玉の湯・山荘無量塔」施工

平成11年
大分市美術館(内井昭蔵 建築設計事務所)施工

平成20年
HOUSE-N(藤本壮介 設計事務所)施工

平成22年8月
4代目現代表 川崎力宏(1983-)就任

平成22年11月
「美術館という名の邸宅 MUSEE」発表・3代目川崎裕一 逝去

平成24年4月
保有する全株式を売却し独立 東京都に本店移転 現社名に変更

平成25年5月
オランダ王国 自然史博物館 Naturalis(ライデン)に、3代目が生涯をかけ収集・研究したパルナシウス蝶コレクション1万羽(標本箱300箱)を寄贈。特別展「Vlinders van KAWASAKI」が現地で開催される

平成25年6月
東京・銀座1丁目 昭和通り沿いの不動産を取得「銀座レトロギャラリーMUSEE」開廊

平成26年12月
パルナスウィーンインテリア開業

平成27年3月
新橋駅前ビル1号館(新橋駅直結・再開発案件)取得

平成27年10月
資本金を10,000,000円に増資

平成28年11月
米国法人KAWASAKI BRAND DESIGN INC.をニューヨークに設立
ニューヨーク金融街の歴史を創った旧商業取引所ビル55WallStreet(築180年)取得。

平成29年1月
100周年記念事業「銀座、次の100年のためのスタディ展」開催

平成29年3月
新橋駅東口地区 再開発協議会設立メンバーとなる

平成29年4月
創業100周年を迎える

平成29年12月
アジア唯一の米大統領ブランド超高層ビルトランプタワー マニラ 取得

平成30年8月
自社ビルギャラリーをMUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignに名称変更

平成30年10月
英国マンチェスターでの都市再開発プロジェクト St.John’s(ALLIED LONDON社)参画

令和元年7月
マレーシア法人 KAWASAKI BRAND DESIGN SDN.BHD をクアラルンプールに設立

令和5年12月
MUSEE Art Container Minamiboso City 開業、竣工記念の建築展を銀座で開催

令和6年6月(予定)
新橋駅東口地区 再開発 準備組合に参画(予定)

 

弊社は、平成24年4月、(株)大分銀行ならびに(株)佐伯建設、(株)パナソニックホームズ大分とは、株式持合等の提携、経営、取引の一切を解消しました。

 

取引金融機関

SMBC信託銀行 本店・銀座支店
日本政策金融金庫 東京中央支店
商工組合中央金庫 本店
三菱東京UFJ銀行 京橋支店
東日本銀行 本店
野村證券 本店
                     ほか

管理・所有不動産 再開発プロジェクト

【日本国内】
中央区:銀座・日本橋堀留町・日本橋蠣殻町・勝どき
港区:新橋 ※新橋駅東口地区再開発協議会 参加
千代田区:神田神保町
静岡県:熱海市・伊東市   千葉県:南房総市 ほか

【海外】
アメリカ合衆国:ニューヨーク(ウォール街)・ハワイ(ワイキキ)
タイ:バンコク(スクンビット地区 アソーク)
ベトナム:ホーチミン(1区)
フィリピン:マニラ(マカティ Century City・マラテ地区)・セブシティ Cebu Business Park 
マレーシア:クアラルンプール(ミッドバレー地区KL Eco City
ほか

米国法人

法人名:KAWASAKI BRAND DESIGN INC.
所在地:(C/O  Starts NY)1460 Broadway, Suite 6024, New York, NY 10036
種別:THE CORPORATION(DOMESTIC BUSINESS CORPORATION)
CEO:RIKIHIRO KAWASAKI
設立日:2016/9/27
税務委任:Two Miles会計事務所(米国カルフォルニア州サンタアナ)

マレーシア法人

法人名:KAWASAKI BRAND DESIGN SDN.BHD.
所在地:Suite 13A, Level 13, Menara Dato’ Onn, Jalan Tun Ismail, 50480, Kuala Lumpur, Malaysia
CEO:RIKIHIRO KAWASAKI
設立日:2019/7/28
秘書役・税務及び法務委任:HWAM社  Ms. Arlisma Zainul(女史・弁護士)

    • 創業の契機となったニ十三銀行本店(現赤レンガ館)と、創業者 川崎喜一(大正8年頃の棟梁時代)の写真。

美術館という名の邸宅MUSEE(ミュゼ)2012

MUSEE GINZAの由来は、2010年弊社がプロデュースした「美術館という名の邸宅MUSEE(ミュゼ)」にちなみます。永い歴史を超えて存在感を放ち、街の景観を創る「恒久的建築物」を生み出すことを使命とし、美術館のように、新しい発想を生む空間デザインを理想とする、新しい価値観を持った個人住宅です。様々な戸建て住宅、美術館建築を調査し、表面的な造形だけでなく、設計思想や理念を纏う現代建築として構想。大分大学との連携で誕生した最先端フライアッシュコンクリート技術を盛り込み、施工のエキスパート達と試行錯誤を重ね、創り上げたMUSEE。建築の原点である住宅に出したひとつの解答として、位置づけました。

独立後、国内では銀座を皮切りに、新橋駅前ビル1号館(再開発案件)、勝どきザ・タワー(鹿島設計施工)など複数の不動産を取得。2016年秋には、米国法人KAWASAKI BRAND DESIGN INC.を設立し、ニューヨーク金融街の歴史的建造物 55 Wall Street(築180年) を取得。発展めざましい新興国では、高さ280mのトランプタワーマニラを筆頭に、The ESSE ASOKE、GOLDEN RIVERなど、首都中枢のランドマークを複数取得。将来の国際展開を視野に、布石を打ちました。

国際的に活躍され、今や注目度No.1の建築家 藤本壮介さん。住宅建築の傑作であるHOUSE-N(大分市)を施工した縁で、2013年、銀座自社ビル新築計画【プロジェクト名:GINZA BUILDING】を依頼。「銀座に相応しい住居兼オフィスSOHOとして、そして住民が共にシナジーを発揮できる新しいスタイルの働き方を提案したい」という難しい要望を汲み取っていただき、1ヶ月という短い時間で素晴らしい基本設計のご提案をいただきました。いつか実現させたい、新しい未来を予感させる高層建築です。

100周年記念事業として公開した企画展「銀座、次の100年のためのスタディ展」。銀座の歴史を紐解き、その品格を支える根底に流れる精神「銀座らしさ」を再確認。多摩美術大学の学生らによるスタディ模型、屋上インスタレーションなどで未来の都市空間を考える場を創出しました。100周年記念トークを実施、銀座に関わる多彩なゲストをお招きし講演会も開催しました。

川崎裕一,パルナシス蝶,ライデン博物館,特別展示

3代目 川崎裕一(1953-2011) は、九州では有名な財界人であるとともに、パルナシウス蝶の世界的な研究者という側面を持ち合わせていました。チベットなどの山岳地帯に生息する格調高いアゲハ蝶の一種に魅せられ、生涯を懸け研究しつくした世界随一のコレクション、その数は1万羽(標本箱300箱・新種亜種含む)。「後世の研究の一助としてほしい」という遺志を汲み、交遊のあった自民党 衛藤征士郎 衆議院議員の力強いサポートと日本郵船の協力で、世界的な権威ある博物館への寄贈が実現。2013年、オランダ王国 自然史博物館 Naturalis(ライデン)で、寄贈を記念した特別展「Vlinders van KAWASAKI」が開催されました。

2019年7月、マレーシア法人KAWASAKI BRAND DESIGN SDN.BHD.を新規設立。黒川紀章の設計で知られるKL中央駅から1駅、ミットバレー地区の副都心開発プロジェクト「KL Ecocity」に参画。クアラルンプール新市庁舎が入居し、アジア最大級のMid Valley Megamall、伊勢丹が中核テナントのThe Gardenと直結するエリア。現地最大手Setia社による都市開発です。その一角で新たに取得した所有物件にて、2022年5月、MUSEE KL_MidValley が誕生しました。