中央FM 84.0 RadioCity の収録に参加しました。
2016年2月3日からスタートする展覧会をお知らせするために、中央FM(84.0 RadioCity)の収録に参加しました。
前回の鹿野裕介さんに続いての出演。今回は、展覧会を企画した銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)共同代表の川崎弘美が、京橋スクエアのスタジオにお邪魔しました。
美術史で「世紀末ウィーン」と括られる1900年前後のウィーンは、あらゆる分野で芸術、文化、学問が一斉に開花した勢いのある一時期。この激動の時代に活躍した芸術家コロマン・モーザー(Koloman Moser/1868-1918)のグラフィックに焦点を当てた、日本初の企画展となります。
日本ではそれほど知られていませんが、画家としてキャリアをスタートしたモーザーは、平面のグラフィック、テキスタイルデザインや家具の象嵌などモダニズムに通じる空間デザインの礎を気付いた総合芸術家の一人です。
永年、ウィーンの室内装飾を研究してきた川崎弘美。パルナスウィーンインテリアの監修のもと、モダニズムの曙とも言えるモーザーのグラフィックをご紹介します。
番組を進行するナビゲーターJUMIさんも、独特のグラフィックに興味津々。13分の出演でしたが、魅力を引き出すトークを展開してくださいました。
収録番組「Helloラジオシティ」は1/15(金) 12〜13時 に放送されます。ぜひご試聴ください!
MUSEE exhibitions 003 鹿野裕介展「銀座 生存のプログラム」が始まりました。
例年になく暖かな年始となりましたが皆様いかがおすごしでしょうか?2016年、本年も銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)をよろしくお願い致します。
本日1月7日(木)よりMUSEE exhibitions 003 鹿野裕介 展 「銀座 生存のプログラム」~対岸の火事を眺める私の眼差し~、がスタートしました。
年に1回インスターレーションに特化した特別な企画展で、今回は若手美術家、鹿野裕介さんを紹介します。半年前より打ち合わせを重ね、「銀座」という空間を「火事」という観点から考察して参りました。鹿野裕介さんが描き出す銀座像を、ギャラリーの空間全体をつかいダイナミックに展開します。舞台となる銀座の歴史を紐解き、これまで2度の大火と関東大震災、東京空襲を経て、時代と共に新陳代謝を繰り返す都市とそれを取り巻く人々に注目しました。
1階には、真っ黒に焼け焦げた桐箪笥が、土の上に鎮座した漆黒の空間。過去4回の火事で焼失した銀座をシンンボリックに再現しました。桐箪笥をつなぐ金属の輪は、焼失後いち早く銀座の復興をリードした、商人達の心の中に貫かれた意志を表現しています。真新しいものをいち早く受容し、その魅力を広く発信してきた銀座の都市感、銀座らしさ(銀座フィルター)も、その鋭利で先端的な表現に反映されています。
2階では、新たな希望ある未来に向かって火消しに走る若者(作家鹿野さん)が台車とともに表現されています。火事で失ったものを嘆くのではなく、そこに新しい息吹を根付かせることで繁栄してきた銀座の真髄が、将来も続くことが、希望的に描かれています。
1/17まで、(休廊日を挟み)9日間限りの展覧会です。ぜひ銀座の歴史、未来をオーバラップさせる展示を見に、お気軽にお運びくださいませ。
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2016年1月7日(木)~1月17日(日)11時~18時 ※最終日は14時まで
銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)1階ギャラリーA・2階ギャラリーc
※12日(火)・13日(水)は休廊