東京建築祭 「銀座歴史資料 -品格ある銀座-流儀と矜持その誕生を紐解く絵葉書」展

開催趣旨

「東京の多彩な建築を体験し、楽しむ。 つくるひと、使うひと、守り継ぐひと-さまざまな思いに触れ、建築が身近になる。」というコンセプトで東京で初めて開催される大規模な都市建築公開イベント「東京建築祭」が、2024年5月開催されることが決定しました。新たな視点として、現代に息づくひとにもフォーカスを当て、世界的な名建築があふれる都市・東京のまちを発見する祭典です。

MUSEE GINZAは、東京建築祭のコンセプト・社会的意義に賛同し、この度参加させていただく運びとなりました。建築の公開に加え、良い機会ですので、(2017年当社100周年記念展で好評だった展示を再構成した)銀座の都市空間と建築史を紹介する企画展を開催します。

 

関東大震災の復興建築として竣工し、東京空襲を生き延び、93年の永きに亘り銀座の街を見つめてきた川崎ブランドデザインビルヂング(旧宮脇ビル)。老朽化で解体が決定していましたが、2013 年当社が取得、保存する判断を下しMUSEE GINZAギャラリーを開廊し早いもので11年が経ちました。

昭和通りは、関東大震災後に後藤新平による都市計画で、フランス・パリを参考に新たに整備されました。当ビルはその昭和通りに面する角地に、竣工された日本で最初期のコンクリート造民間事務所ビルヂングの一つです。鉄筋コンクリート造の黎明期における木床との複合構造、スクラッチタイルの変種、加飾タイルの美しい外観、銀座の商業建築ビルの先駆けとして評価され、現在は国の登録有形文化財への選定をめざし、中央区と準備を進めています。


銀座は、単に高級ブランド店がひしめく商業繁華街ではなく、明治期から令和の現代に連綿と続く品格があふれる街です。その流儀と矜持は、銀座で商売を続けてきた商人たちが研鑽し、守り抜き、ときに大胆にアップデートしてきました。商人たちの売場、
母屋である商店建築、店舗デザインに結実し、銀座の空間を形作っています。

歴史に裏打ちされた銀座の都市空間の魅力を、各時代ごとの建築、都市空間のありのままと映し出した古い絵葉書(パネル37枚、解説文、新収集された30枚)を使いご紹介します。


展示ディレクション MUSEE GINZA  川崎ブランドデザイン代表 川崎力宏

 

 

Purpose of the Exhibit

Experience and enjoy Tokyo’s diverse architecture. Experience and enjoy Tokyo’s diverse architecture, and experience the diverse thoughts of those who create, use, and preserve it, and become more familiar with architecture. The Tokyo Architecture Festival, the first large-scale public event of urban architecture to be held in Tokyo, will be held in May 2024. The Tokyo Architecture Festival is a festival to discover the city of Tokyo, a city full of world-famous architecture, from a new perspective, focusing also on the people who live and breathe in the modern age.

MUSEE GINZA agrees with the concept and social significance of the Tokyo Architecture Festival and is pleased to participate. In addition to the public viewing of the architecture, we are taking this good opportunity to hold a special exhibition (reorganized from the well-received exhibition at our 100th anniversary exhibition in 2017) to introduce Ginza’s urban space and architectural history.

The Kawasaki Brand Design Building (formerly the Miyawaki Building) was completed as a reconstruction building after the Great Kanto Earthquake, survived the Tokyo Air Raids, and has been watching over Ginza for 93 long years. The building was scheduled for demolition due to its age, but in 2013, MUSEE GINZA made the decision to acquire it and preserve it, opening the MUSEE GINZA GALLERY 11 years later.

After the Great Kanto Earthquake of 1923, Showa-dori Avenue was newly developed by Shinpei Goto in his urban planning, with Paris, France as a reference. This building is one of the first concrete office buildings in Japan built on a corner lot facing Showa-dori. With its composite structure with wooden floors at the dawn of reinforced concrete construction, scratch tile variant, and beautiful exterior with decorative tiles, it is highly regarded as a pioneer of commercial buildings in Ginza, and is currently being prepared with Chuo Ward for registration as an Important Cultural Property.

Ginza is not simply a commercial district crowded with luxury brand stores, but a district overflowing with dignity that has continued from the Meiji era to the modern era of 2025. The merchants who have continued to do business in Ginza have studied and maintained its style and pride, and have sometimes boldly updated it. The merchants’ sales floors, the architecture of their main stores, and store designs have come to fruition, shaping the spaces of Ginza.

The attraction of Ginza’s urban space, backed by history, is introduced using old postcards (37 panels, explanatory text, and 30 newly collected postcards) that show the architecture and urban space as it was in each period.

 

Exhibition Direction    Rikihiro Kawasaki, Representative of MUSEE GINZA /Kawasaki Brand Design Inc.

 

東京建築祭、2日間で1662名ご来場、大盛況で終了しました。

東京建築祭(2024/5/25-26)は、おかげ様で終了しました。5/25は759名、5/26は903名と合計1662名のお客様にMUSEEGINZA、旧宮脇ビルの特別公開にご来場賜りました。
 
写真は、初日の午後の様子です。想定外!の大行列で、御歳93歳、古参ビルの周りが凄いことになりました。長蛇の列が、京橋公園まで続き、1時間待ちの大盛況となりました。
 
想定外の反響があったため、細かな展示の内覧、丁寧なご案内ができませんでした。申し訳ありません。↓リンクにて、補完いただけますと幸いです。
 
 
東京建築祭のパンフレット
 

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東京の名建築をジャックする初開催のイベント、その原動力はボランティアの皆さんでした。連日サポートいただきありがとうございました!僅か2日間に1662名にお越しいただきました。(普通だととっくの昔に引退していても良い)古参ビルにはショッキングな2日間だったと思います。
 
建築祭の実行委員長の倉方俊輔先生にもご来場いただき、是非次回も!とお声掛けいただきましたので、また次にも繋げていければと思っています。建築保存をしている中で、大きなモチベーションをいただくことができました。この度はありがとうございました。

MUSEE GINZA企画展
 ーファセッテイングー 村上貴一 建築展

概要

関東大震災の復興建築として竣工し、東京空襲を生き延び、91年の永きに亘り銀座の街を見つめてきた川崎ブランドデザインビルヂング(旧五十鈴商会)。老朽化で解体が決定していましたが、2013 年当社が取得、保存する判断を下しMUSEE GINZAギャラリーを開廊し早いもので10年が経ちました。

鉄筋コンクリート造の黎明期における木床との複合構造、スクラッチタイルの変種、加飾タイルの美しい外観、銀座の商業建築ビルの先駆けとして評価され、現在は国の有形文化財登録に向けて中央区と準備を進めています。

2023年12月、MUSEE GINZAの新施設となるアートコンテナを、千葉県南房総市に新築しました。銀座ギャラリーのアネックスとして、現代アート作品の保管を中心に、プライベート展示、取引の場として活用する斬新なファサードの現代建築となりました。本展では、試行錯誤を経て実現したアートコンテナのプロジェクトを初公開します。

 

開催趣旨

 

コンテナは海上輸送の国際規格であり洋上・湾岸から幹線道路までを網羅しています。世界の物流、経済の血液のような存在であり、当社の国際志向と合致したため躯体・ファサードとして採用しました。2つのコンテナを斜めに重ね、古神社の崖から、館山の海を臨む単眼鏡のような斬新なファサードは、既存の視野を転換(ツイスト)させ、未来眺望を促します。現代建築としての剛性ある存在感を放ちます。

MUSEE GINZAのアートコンテナ計画は、ゼロから新築する計画で、店舗デザインを始め国内で引き手数多のプロジェクトが進行する建築士の村上貴一さんと協同で約2年かけて実現しました。かつて安房の国と呼ばれ、鎌倉時代の城跡など歴史遺産が残る立地で、古神社の森林と崖に隣接する国道127号線沿いの狭小地に、最先端を感じる斬新なアートコンテナが出現しました。

辰野金吾の銀行建築から創業し、磯崎新モダニズム建築を保存してきた当社106年の社歴、所蔵する現代アート(前衛美術集団ネオ・ダダに所属した風倉匠、現役アーティストの山口歴)の魅力をいかに引き出すか等、無理難題を要望し、懇切丁寧な対話をしていただき、徐々に形を見つけていく作業を経て完成しました。本建築展では、本プロジェクトの過程となった模型、竣工写真などを公開します。建築=造形物をどのように手探りしていったか、そのプロセスをお楽しみください。

 

『faceting(ファセッティング)』

 

『faceting(ファセッティング)』とは、宝石加工に用いられる言葉で、原石を磨いていく過程で小さな平面を作りながら多面体に仕上げていく工程を示します。建築計画のプロセスにおいても、周辺環境やお施主様のご要望 などの与条件を敷地に当てはめながら、建築のあるべき姿を立体的に削りだしていく過程が『faceting』と通じるように感じます。

今回のアートコンテナプロジェクトでは、出入りする人の動きやアートの搬出入に関わる車両の軌跡を丁寧につむぎ、そのふるまいの形跡から1階の形が削りだされました。また、隣地の古神社からせり出す樹木と海を臨む方角とが、2階の向きを決定付けています。結果として、コンテナがツイストした個性的な外観と内部には高低差のある多様な空間、クリスタルのような形状の階段が生まれました。必然的に生まれた質素とも言える装飾のない合理的な形状は、内部に飾られた美しくも恒久的な価値を放つアートと対比され、お互いを引き立たせ合い、輝きを放っているように感じました。まるで鉱物を内包するジオードような建築となりました。その一部を感じていただけますと幸いです。         

             村上 貴一  

 

村上貴一 眼鏡のまち福井県鯖江市生まれ。設計事務所勤務を経て村上貴一一級建築士事務所設立

展覧会フライヤーダウンロード Exhibion Brosher download

終了した展覧会<アーカイブス>

MUSEE_ARCHIVES_2020_1 MUSEE_ARCHIVES_2020_2

映画『グットバイ 嘘からはじまる人生喜劇』 in MUSEE GINZA 展

MUSEE GINZA(銀座1-20-17)では、映画『グットバイ 嘘からはじまる人生喜劇』(出演:大泉洋 小池栄子 監督:成島出 配給:Kino films 2/14より全国公開 http://good-bye-movie.jp )のプロモーションイベント展を開催します。

今回、劇中で登場する銀座の老舗バー「Bar Lupin」とともに、昭和7年竣工のレトロビル、MUSEE GINZAにて、プロモーションイベントを開催することとなりました。大泉洋さんと小池栄子さんが着用された、レトロモダンな劇中衣装をはじめ、映画の名場面を一気に先取りできる展示です。映画冒頭では、銀座和光の空撮VFXシーンもあり、古き良き銀座が映し出されます。

今回のイベントのため特別に制作された『銀座レトロマップ』(2/10 〜頒布、プレゼント)を片手に、文壇バーとして名高い「Bar Lupin」をはじめ、銀座界隈から日本橋、有楽町のレトロ・近代建築を巡ってみませんか?映画本編も、有楽町マリオン9Fの「丸の内ピカデリー」でぜひご鑑賞ください。

2/18までの11日間のイベントです。お気軽に、MUSEE GINZAにお立ち寄りください。

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【概要】
太宰治の未完の遺作「グッド・バイ」を、紫綬褒章を受章した劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)が独自の視点を交え、2015年に戯曲化した舞台。このたび、大泉洋、小池栄子主演で待望の映画化。2020/2/14より全国公開されます。大泉洋 が田島役を、小池栄子が舞台版でも演じたキヌ子役を演じるほか、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、濱田岳、松重豊、戸田恵子らが顔をそろえる。監督は「八日目の蝉」(日本アカデミー賞最優秀作品賞など10冠)や「ソロモンの偽証」の成島出。

【ストーリー】
戦後の混乱期を経て、復興へと舵を切った昭和の日本。雑誌の編集長を務める田島周二(大泉洋)には、何人も愛人がいた。一念発起して愛人たちと別れようと決意するが、彼女たちの顔を見るとなかなか別れ話ができない。そこで田島は、美人だががめつい永井キヌ子(小池栄子)に妻のフリをしてもらうことを思いつく。

【キャスト】
大泉洋、小池栄子、水川あさみ、橋本愛、緒川たまき、木村多江、皆川猿時、田中要次、池谷のぶえ、犬山イヌコ、水澤紳吾、戸田恵子、濱田岳、松重豊

【スタッフ】
監督:成島出 
原作:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
音楽:安川午朗 脚本:奥寺佐渡子 撮影:相馬大輔 照明:佐藤浩太
美術:西村貴志 録音:松本昇和 編集:今井剛 衣装:宮本茉莉 ヘアメイク:田中マリ子

MUSEE GINZA コレクション展示’19Q4 一般公開

 

 

東京・銀座の歴史的文化財・築90年の近代建築ビル[MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignBldg.]は、昭和7(1932)年、関東大震災の復興建築として誕生しました。

赤レンガに似た外壁ファサードは、当時流行した和製のスクラッチタイルで、特に珍しい加飾タイルによるもの。内部は、杉天井や回遊する階段など日本建築のクラフトマンシップが散りばめられています。

復興計画で整備され、今や東京の大動脈である「昭和通り」に面する角地に立地。第二次世界大戦末期、昭和19(1944)年に起きた東京大空襲では戦火を逃れました。そして激動の昭和〜平成〜令和と、銀座の歴史を見届けてきた希少なビルヂングです。

2013年、老朽化に伴う取り壊し計画から一転、保存されることとなり、美しいギャラリー [ MUSEE GINZA・ミュゼ銀座 ]として現代に蘇りました。 “レトロ×ホワイトキューブ”をテーマに、竣工当時の躯体床をダイヤモンド研磨。90年前のコンクリートが美しくロマンスグレーの光沢を放って甦りました。緊張感ある白壁と高演色の特殊照明、可動式壁を備え、現代アートを美しく展示できる空間となりました。

 

 

MUSEE GINZAでは、コレクションする現代アート作品を随時入れ替え、一般公開しています。コレクション展示’19Q4では、芸術の秋を迎えるにふさわしい、静寂で思索を促す抽象作品13点を選定しました。

1960年代、前衛的なパフォーマンスで銀座を練り歩き「読売アンデパンダン」展への挑発行為などで大きな物議を生んだ、伝説の前衛美術集団「ネオ・ダダ」(ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ)。その創設メンバーで、MUSEE GINZA が長年応援してきた風倉 匠(1936-2007)、ネオ・ダダのオブザーバー、ブレーンとして活動を見守った建築家 磯崎 新(1931-)、「うつろい」の彫刻で国際的に活動した宮脇 愛子(1929-2014)を中心に展示を構成しました。

戦後、現代美術を語る上で外せない、フロントランナーによる競演をお愉しみください。

 

 

 

MUSEEコレクション 展示作家
メインギャラリーX: 風倉 匠、磯崎 新、宮脇 愛子、篠原 有司男、フランシス 真吾、アドルフ・ロース
ギャラリーY: 山口 歴(常設)
エントランス〜通路: サム・フランシス、クリスチャン・アヴァ、風倉 匠(常設)、

 

MUSEE GINZA と交流、関わりの深い作家、国際的な活躍目覚ましい現役作家の作品を、
リニューアルしたMUSEE空間でご鑑賞ください。
(作品は、一部を除き、販売も行っています。詳しくは、スタッフまでお問い合わせください。)

 

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MUSEE GINZA コレクション展示’19Q3 MEGURU YAMAGUCHI 新作 一般公開

 

MUGURUYAMAGUCHI

 

東京・銀座の歴史的文化財・築90年の近代建築ビル[MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignBldg.]は、昭和7(1932)年、関東大震災の復興建築として誕生しました。東京空襲による戦災を逃れ、戦後、高度経済成長を遂げ、バブルを迎えた激動の「昭和」、不況と低成長に喘ぎつつも、IT革命とグローバル化で飛躍した「平成」〜そして…新しくスタートした「令和」と、90年の永きに亘り、銀座の歴史を見届けている希少な存在です。

 

この度、MUSEE GINZA のギャラリー空間が、装い新たにリニューアルしました。“レトロ×ホワイトキューブ”をテーマに、竣工当時の躯体床をダイヤモンド研磨。90年前のコンクリートが美しくロマンスグレーの光沢を放って甦りました。緊張感ある白壁と高演色の特殊照明、可動式壁を備え、現代アートを美しく展示できる空間となりました。

 

 

MUSEE GINZAでは、コレクションする現代アート作品を随時入れ替え、一般公開しています。今回のコレクション展示’19Q3では、ニューヨークで目覚ましいスピードで活躍中のアーティスト、山口歴(Meguru Yamaguchi)の新作2点を東京銀座で公開します。

         

2年前、2017年初夏、日本国内最多のコレクションとして 山口歴 の13作品をMUSEE GINZA にお迎えしました。これまでに、代表的なシリーズ「OUT OF BOUNDS」11作品、「SPLITTING HORIZON」2作品は、その後、常設として一般公開。光沢鮮やかに勢いある13作品の反響は大きく、観るものを圧倒してきました。

 

その間も、ニューヨーク郊外ブロンクスにあるアトリエで、山口歴は、全く新しいHORIZON(領域、経験)を産み出そうと果敢に挑戦を続け、その成果は、ISSEY MIYAKE、Audi、NIKE、UNIQLOとのコラボレーションで世界展開されることとなりました。www.meguruyamaguchi.com

 

そして、2019年夏、新たに新作2点がコレクションに加わることとなりました。第3弾シリーズ「SOUL FLIGHT NO.1」と国際的なアートフェアで展示された「SPLITTING HORIZON NO.3」。どちらも幅2.6mを超えるサイズで、まさに超大作の競演です。どちらも山口歴のアイコンとも言える「メグルブルー」が冴え渡りますが、弧を描き、飛行するかのようなSOUL〜と、既存からの分断を意図したSPLITTING。造形的なアプローチは相反するものです。常に、「進化を遂げていたい」と語る山口歴の信念、その魅力が凝縮された展示となりました。

 

 

関東大震災の復興建築として戦前、昭和初期に誕生した歴史的文化財ビル。90年の時を経て、新しい令和時代を代表するであろうアーティスト山口歴の最先端アートにより、見事にクールにアップデートされることとなりました。

 

辰野金吾、磯崎新の建築保存に深く関わり、その在り方を、永年考えてきた私共MUSEE GINZAにとって、アートとのコラボがいかに面白いかを改めてお見せする最高の機会となりました。9月半ばまでの2ヶ月間限りです。多くの方々にご覧いただきたく存じます。

 

スライドショーには JavaScript が必要です。

 

 

2017年10月。ニューヨーク郊外ブロンクスにある山口歴のアトリエにて。完成したばかりの「SPLITTING HORIZON NO.3」。

 

 

MUSEEコレクション’19Q3 展示作家
メインギャラリーX: 山口 歴(新作2作品)
ギャラリーY: 山口 歴(常設13作品)、磯崎 新(常設)風倉 匠(常設)
エントランス〜通路: クリスチャン・アヴァ、宮脇愛子

 

MUSEE GINZA と交流、関わりの深い作家、国際的な活躍目覚ましい現役作家の作品を、
リニューアルしたMUSEE空間でご鑑賞ください。

※ご注意 本展での展示作品は、コレクションにつきすべて非売品となります。

 

 

MUSEE GINZA_MAP

MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignBldg. は、昭和7年竣工「中央区近代建築100選」選出の、戦前から銀座に残る希少なモダニズム建築です。 現在、ギャラリー空間、及び恒久展示コレクション(山口歴、ネオ・ダダ風倉匠)を一般公開しています。 併設するパルナスウィーンインテリアでは、19世紀末ウィーン分離派(セセッション)期のガラス器などをご紹介。どうぞお気軽にご来廊下さい。

また、MUSEE GINZAメインギャラリーXは、個展をはじめ、各種イベントなどでレンタル可能です。レトロ×ホワイトキューブをテーマに、1932年の竣工当時から存在する躯体床をダイヤモンド研磨。87年前のコンクリートが美しくロマンスグレーの光沢を放って甦りました。緊張感ある白壁と高演色の特殊照明、可動式壁を備え、現代アートが美しく展示できるホワイトキューブ空間です。銀座で最も古く、しかし最先端の流行を発信するエッジの効いた空間。記憶に残る展覧会・展示会・イベントでご活用ください。詳しくはこちら

 

営業時間:水〜日曜日 11:30〜17:30   休廊:月・火曜日
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-17川崎ブランドデザインビルヂング ACCESS
電話番号:03-6228-6694    メール:r@kawasaki-brand-design.com

 

MUSEE GINZA コレクション展示’19Q2 一般公開

 

 

東京・銀座の歴史的文化財・築90年の近代建築ビル[MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignBldg.]は、昭和7(1932)年、関東大震災の復興建築として誕生しました。東京空襲による戦災を逃れ、戦後、高度経済成長を遂げ、バブルを迎えた激動の「昭和」、不況と低成長に喘ぎつつも、IT革命とグローバル化で飛躍した「平成」〜そして…新しくスタートした「令和」と、90年の永きに亘り、銀座の歴史を見届けている希少な存在です。

 

この度、MUSEE GINZA のギャラリー空間が、装い新たにリニューアルしました。“レトロ×ホワイトキューブ”をテーマに、竣工当時の躯体床をダイヤモンド研磨。90年前のコンクリートが美しくロマンスグレーの光沢を放って甦りました。緊張感ある白壁と高演色の特殊照明、可動式壁を備え、現代アートを美しく展示できる空間となりました。

 

 

MUSEE GINZAでは、コレクションする現代アート作品を随時入れ替え、一般公開しています。令和元年、最初のコレクション展示’19Q2では、初夏を迎えるにふさわしい、パッションの効いた色彩豊かな作品、それと呼応し静寂さを感じられる作品17点を選定しました。

         

 

1960年代、前衛的なパフォーマンスで銀座を練り歩き「読売アンデパンダン」展への挑発行為などで大きな物議を生んだ、伝説の前衛美術集団「ネオ・ダダ」(ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ)。その創設メンバーで、現在もニューヨークを拠点に、トレンドマークのモヒカン頭でボクシングペイントを現役で続けている、前衛アーティスト篠原有司男(1932-)、ネオ・ダダのオブザーバー、ブレーンとして活動を見守った建築家 磯崎新(1931-)、そしてMUSEE GINZA が長年応援してきた風倉匠(1936-2007)、3名を中心に、展示を構成しました。

また、国際的に目覚ましい活躍をされている現役作家であるフランシス真悟(1969-)、クリスチャン・アヴァ(1978-)は、昨年夏にセゾン現代美術館(軽井沢)にて開催された「レイヤーズ・オブ・ネイチャー その線を超えて」展で発表された2作品を展示。抽象表現の巨匠サム・フランシス(1923-1994)が80年代に残した版画とともに、時を超えた美しい表現の競演をお愉しみください。

 

 

 

MUSEEコレクション 展示作家
メインギャラリーX: 篠原 有司男、磯崎 新、宮脇 愛子、靉嘔、平下 英理、アドルフ・ロース
ギャラリーY: フランシス 真悟、風倉 匠(常設)、山口 歴(常設)
エントランス〜通路: サム・フランシス、クリスチャン・アヴァ、風倉 匠(常設)、鈴木 聖

 

MUSEE GINZA と交流、関わりの深い作家、国際的な活躍目覚ましい現役作家の作品を、
リニューアルしたMUSEE空間でご鑑賞ください。
(作品は、一部を除き、販売も行っています。詳しくは、スタッフまでお問い合わせください。)

PRESS BUTTER SAND 2周年記念 写真展「まっすぐ伝わる」
(空間貸与イベント・株式会社BAKE 様)

 

PRESS BUTTER SAND 2周年記念 
写真展「まっすぐ伝わる」

写真家・Yulia Skogoreva、Kohichi Ogasahara
2名による撮り下ろし作品と、公募写真の作品展。

WEB https://buttersand.com/
Instagram @puressbuttersand

展示の様子

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空間貸与イベントにつき、
MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesign 通常の運営は休止とさせていただきます。

建築見学、空間のご案内、電話での対応は、終日出来かねます。
お急ぎの方は、メール r@kawasaki-brand-design.com までお願い致します。

ご了承下さい。

遊 洋子 展「 線巣 Sense 」

開催趣旨

 

遊 洋子 は、瀬戸内海を望む山口県下松市を拠点に、永年精力的に活動する銅版画家です。
大型版画プレス機を備えたアトリエにて制作に従事し、独自の内面世界を精緻に描きます。
2015年より山口県立美術館にて銅版画技法によるインスタレーションを出品。

東京・銀座での本展では、初の水彩画を中心にした新作を展示致します。

 

 

「 線巣 Sense 」

 

感覚(Sense) は 線のように体内を這って

外へ伸びていくが、ぶち、ぶち、切れて 飛び散る。

それを集めて 巣を作る生物がいる。

その巣に 感覚の命を生むために。

                  遊 洋子

 

展覧会の様子

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本日2019/4/10(月)より、MUSEE GINZAでは、遊 洋子展「線巣Sense」がスタートしました。遊 洋子は、瀬戸内海を望む山口県下松市を拠点に、永年精力的に活動する銅版画家です。大型版画プレス機を備えたアトリエにて制作に従事し、独自の内面世界を精緻に描きます。2015年より山口県立美術館にて銅版画技法によるインスタレーションを出品。東京・銀座での本展では、作家初となる水彩画の新作11点を展示しました。例年にない寒さで、桜が残る4月中旬ですが、5日間限り、14日(日)までとなります。銀座にお出かけの際は、MUSEE GINZAまでお気軽にお立ち寄りください。 
 
 
ステートメント| 線巣 Sense
感覚(Sense) は 線のように体内を這って外へ伸びていくが、ぶち、ぶち、切れて 飛び散る。それを集めて 巣を作る生物がいる。その巣に 感覚の命を生むために。遊 洋子
 
遊 洋子 展「線巣 Sense」
【日時】2019年4月10日(水)〜4月14日(日)11時30分〜17時30分 ※初日14時から、最終日16時30分まで
【場所】MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesign 東京都中央区銀座1-20-17川崎ブランドデザインビルヂング 【料金】入館無料 【Web】https://kawasaki-brand-design.com/exhibitions/

MUSEE GINZAリニューアル空間・コレクション展示’18Q3 一般公開

 

MUSEE GINZAでは、コレクションする現代アート作品を随時入れ替え、一般公開しています。11月より新たに サム・フランシス、フランシス真悟、クリスチャン・アヴァ 3作品の展示がスタート。セゾン現代美術館(軽井沢)にて今夏開催された「レイヤーズ・オブ・ネイチャー その線を超えて」展にて展示された作品が、銀座に揃いました。国際的に目覚ましい活躍をされている現役作家 フランシス真悟、クリスチャン・アヴァによる新作、そして抽象表現の巨匠サム・フランシスが80年代に残した版画。時を超えた美しい表現の競演をお愉しみください。

 

 

MUSEEコレクション 展示作家
メインギャラリーX: 磯崎 新、サム・フランシス、フランシス真悟、クリスチャン・アヴァ
ギャラリーY: 山口 歴、風倉 匠(ネオダダ)

MUSEE GINZA と交流、関わりの深い作家、国際的な活躍目覚ましい現役作家の作品を、
リニューアルしたばかりのMUSEE空間でご鑑賞ください。

 

MUSEE GINZA_MAP

MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesignBldg. は、昭和7年竣工「中央区近代建築100選」選出の、戦前から銀座に残る希少なモダニズム建築です。 現在、ギャラリー空間、及び恒久展示コレクション(山口歴、ネオ・ダダ風倉匠)を一般公開しています。 併設するパルナスウィーンインテリアでは、19世紀末ウィーン分離派(セセッション)期のガラス器などをご紹介。どうぞお気軽にご来廊下さい。

また、MUSEE GINZAメインギャラリーXは、個展をはじめ、各種イベントなどでレンタル可能です。レトロ×ホワイトキューブをテーマに、1932年の竣工当時から存在する躯体床をダイヤモンド研磨。87年前のコンクリートが美しくロマンスグレーの光沢を放って甦りました。緊張感ある白壁と高演色の特殊照明、可動式壁を備え、現代アートが美しく展示できるホワイトキューブ空間です。銀座で最も古く、しかし最先端の流行を発信するエッジの効いた空間。記憶に残る展覧会・展示会・イベントでご活用ください。詳しくはこちら

 

営業時間:水〜日曜日 11:30〜17:30   休廊:月・火曜日
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-20-17川崎ブランドデザインビルヂング ACCESS
電話番号:03-6228-6694    メール:r@kawasaki-brand-design.com