ginza-tatemono-musee-nakagin-11中央区まるごとミュージアム「銀座たてもの展 NAKAGIN AIR 2014」
が銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)で開催中です。3階建ての近代建築ギャラリーを全フロアにて、5人の気鋭アーティスト達が、中銀カプセルタワーでの滞在創作の成果を披露してくれています。

黒川紀章のメタボリズム建築思想を具現化した中銀カプセルタワー。同じ銀座に残る近代建築アパートメント奥野ビル。「生きているオブジェ=たてもの」からインスピレーションを受けたものが各作品に反映されています。

また、特別出展として目黒学院中学・高等学校 鉄道研究部の皆さんによる精巧な中銀カプセルタワーの模型も登場。貴重なオリジナル窓の建具部品も展示されています。

今年は、黒川紀章 生誕80周年。没後なお人々を引きつけて止まない日本が誇るメタボリズム思想が、今回の展覧会の原動力です。若い感性がいかに未来へと引き継ぐか、展覧会場で感じ取っていただければ幸いです。

銀座たてもの展 Nakagin Air 2014

会期:2014年10月28日(火)~11月3日(祝)
時間:28日15時~18時、29日〜1日11時〜18時、2日11時〜19時、3日11時〜15時  

会場:銀座レトロギャラリーMUSEE
(東京都中央区銀座1-20-17川崎ブランドデザインビルヂング)
入場:無料

 

開催趣旨:銀座を舞台に実施したアーティスト・イン・レジデンス成果展
銀座のたてものを「生きているオブジェ」と捉え、空間に刻まれた「記憶のあれこれ」を5名の参加アーティストが探求し、制作に臨みました。
舞台は奇跡的に残る昭和の魅力あふれるビル!「中銀カプセルタワービル」(1972年竣工)を滞在先に、「奥野ビル」(1932年竣工)を制作スタジオに、「銀座レトロギャラリーMUSEE」(1932年完工)を展示として使用!戦後の建築運動や住宅が企画展のテーマとして着目されるなか、実体験に基づく制作の様子を共有することで、たてものが「そのまま」あることの「意義」と「可能性」を探ります!「銀座の記憶(文化)」を、未来へ継承する契機となるよう願いをこめて。。。

 

イベント情報:

Nakagin air 記念ゲストトーク/ゲスト 山本和弘 氏(栃木県立美術館 学芸員)「カプセル・オブスクラを解き明かす」
11月2日(日)17時〜

トークイベント/原摩利彦・鈴木のぞみ
11月1日(土)17時~

ギャラリー屋上パフォーマンス/森ナナ    
10月31日(金)14時~   11月1日(土)14時~  11月3日(月・祝)13時~

 

NEWS:

銀座経済新聞に掲載されました。

2014年10月31日「銀座でアーティスト・イン・レジデンス展-昭和のビル3つを舞台に」