2014年1月7日(火)〜2月1日(土)11時〜18時 日・月曜 休廊
銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)1階ギャラリーA ・2階ギャラリーB、C
銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)の一角にオープンしたウィーン世紀末に特化した路面店「パルナスウィーンインテリア」。昨年のオープニング展には、多くのお客様にご来廊いただきました。初めてウィーン世紀末の文化に触れた方も多く好評でした。本展も引き続き、ウィーン世紀末に焦点を当てた企画となります。
ウィーン工房が中心となり、チェコのガラス、ドイツの陶磁器のエッセンスも加わり、「工芸品」の完成度が飛躍的に高まった時期が19世紀末であるとされています。19世紀末のウィーンは、あらゆる分野の芸術が一斉に開花した華麗な時期でした。家具、工芸などの応用美術が、純粋芸術と言われる建築、彫刻、絵画と同格に認められ、空間デザインの系譜において重要なターニングポイントとされています
特に、旧体制の芸術団体キュンストラー・ハウスに半旗を翻し、過去の伝統から“分離”して新しい芸術を創ろうとした「ウィーン分離派」の芸術家たちの革新的なまでの活躍は注目に値し、現代再評価されています。彼らの強い想いは、簡素な造形美に刻み込まれています。