旧宮脇ビル(川崎ブランドデザインビルヂング)、国の登録有形文化財に選定!

文化庁の報道発表(2024/11/12付)にて、 文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)が公開されました。
 
旧宮脇ビル
(川崎ブランドデザインビルヂング)
S7/S17増、R5改修
 
銀座昭和通りの角地に建つ商業ビル。鉄筋コンクリート造で、S17年に東を増築し一体化。縦長窓とタイル貼で全体を整える。銀座で隆盛した不燃化商業ビルの現存例として貴重。
 
正式な登録は官報告示を経てとありますが、答申が公表されましたので、登録予定が確実になりました。
実は紆余曲折があり、一時は申請の断念がよぎったこともあったのですが、中央区の郷土資料館・建築課、東京都都市整備局、都税事務所、マヌ都市建築研究所、ほか皆様のご尽力で10年来の悲願が達成されることとなりました。
国の登録有形文化財への選定は、建築を保存して参るための大きなモチベーションなりました。引き続き、銀座の大切な景観として永続的に残していく所存です。
川崎ブランドデザイン有限会社・MUSEE GINZA
代表 川崎力宏
 

【展示協力】中央区立郷土資料館@本の森ちゅうおうにて、企画展「受け継がれていく近代建築物」が開催中です。

本の森ちゅうおう(中央区郷土資料館、新富1-13-14)にて、MUSEE GINZAが展示協力した、企画展「受け継がれていく近代建築物」が開催中です。

2013年、中央区近代建築100選の調査が始まり、翌年、川崎ブランドデザインビルヂング(旧宮脇ビル)として選定いただきました。調査チームのマヌ都市建築研究所さんとは10年来お付き合いが継続し、ここ数年は、中央区(郷土資料館)の皆さんも交え、国の登録有形文化財への選出に向けて活動して参りました。

この度、中央区近代建築100選の中から、建物を維持し、活用する人たちの取り組む事例、その継承にかける思いを紹介する展示があるとのことで、MUSEE GINZAとして展示協力しました。建築紹介パネル、MUSEE GINZAの歴代パンフレット、建築紹介がショーケース展示されています。
 

 

 

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紹介されている近代建築の一覧
・奥野ビル 銀座1-9-8 ・川崎ブランドデザインビルヂング(旧宮脇ビル) 銀座1-20-17・教文館・聖書館ビル 銀座4-5-1 ・銀座ライオンビル 銀座7-9-20
・大野屋總本店 新富2-2-1 ・割烹 躍金楼 新富1-10-4 ・鉄板焼kurosawa 築地2-9-8・旧乾家(ふぐ倶楽部miyawaki別邸) 築地6-7-7 
・岩元ビル(一不二うつわ) 築地4-14-14 ・江戸屋 日本橋大伝馬町2-16 ・うぶけや 日本橋人形町3-9-2 ・うなぎ 喜代川 日本橋小網町10-5
・日証館 日本橋兜町1-10 ・山二証券株式会社 日本橋兜町4-1 ・フィリップ証券 日本橋兜町4-2 ・中銀カプセルタワービル(現存せず)

 秋の恒例行事となった、まるごとミュージアムとも連動し、11/10(日)には、学芸員の方のギャラリートークも開催されます。中央区の建築に関心のある方にはおすすめの展示となります。ぜひお立ち寄りください。


中央区立郷土資料館 @本の森ちゅうおう(中央区郷土資料館、東京都中央区新富1-13-14)

企画展「受け継がれていく近代建築物~中央区近代建築物調査から~
10月25日(金)〜12月26日(木)
 月〜土(9:00〜21:00)日・祝(9:00〜17:00) ※休館日11月4日(月)・21日(木)・12月19日(木)

臨時休廊 2024/11/9(土)-10(日)のお知らせ。

 

 

MUSEE GINZA _KawasakiBrandDesignは、誠に勝手ながら2024/11/9(土)、10(日)を休廊とさせていただきます。