国内諸街道の元標。日本橋は、中央区日本橋一丁目と室町一丁目との間にある日本橋川に架かるコンクリート造りの橋である。1603年(慶長8年)江戸幕府が開かれたとき日本橋、京橋一帯の新市街ができ、日本橋はそのとき初めて架けられたもので、翌年には日本橋を起点として諸街道の里程を定め、一里毎に一里塚が置かれた。1873年(明治6年)に「東京は日本橋。京都は三条の中央を以て国内諸街道の元標とす」と定められ、今も橋の中央に道路元標の鉄塔が建っている。現在の橋は1911年(明治44年)架け替えられたものである。1964年(昭和39年)東京オリンピックの前年、日本橋川を塞ぐように首都高速道路が建設され本来の景色を失ってしまった。戦災復興による道路整備が計画どおりに進まず、五輪へ向けて都心部の交通混雑を回避するため川や沿岸部などの空間を利用しての整備だった。その後、日本の高度経済成長を支える重要インフラとして活躍したが、すでに50年が経過して更新時期を迎え、景観を取り戻す署名運動も行われ、地下化が検討されている。【32】1955年(昭和30年)頃・(東京名所)日本橋
