街を往く人たちが、車窓の景色だった都電。1882年(明治15年)馬車鉄道が新橋〜日本橋間で開業、1903年東京電車鉄道と名を変え電化し、数寄屋橋〜神田橋間に東京市街鉄道が開業した。後に東京市電として公営化し、路線・系統の拡大がされた。絵葉書に描かれているのは昭和10年頃に登場したダーク・グリーンの車体。真鍮の金具を光らせていた。アール・ヌーボーの意匠が施された街路灯、 商店のショーウインドウにも電気のイルミネーションが使われ話題を集めた。1934年(昭和9年)、東京地下鉄道によって敷設された地下鉄(現在の東京メトロ銀座線)が銀座まで延伸し、1950年代より整備が急速に進み、西銀座駅の丸ノ内線が開業。その一方で自動車の増加に伴い、惜しまれつつも都電は昭和42年に廃止された。【27】1940年(昭和15年)頃・(大東京)銀座通り
