【10】デパート百貨繚乱。1924年(大正13年)関東大震災の翌年に銀座復興の先陣を切ってオープンした松坂屋。土足入場の断行(1925年)をはじめ、お好み食堂の創設(1930年)、女性社員の完全洋装化(1933年)など、次々に新機軸を打ち出しデパートの歴史において重要な存在だった。「今宵逢ひましょ銀座の街で 名さへあなたを松坂屋 昇降機(リフト)上れば、星かげ、灯かげ 空のサロンの朗かさ」西条八十が1935年(昭和10年)に詠んだ「星の食堂の唄」の一節が有名。映画「ゴジラ」(1954年の第1作)に於いて、屋上動物園の巨大な鳥小屋越しにゴジラが現れ、鳥たちが騒ぐカットや白熱光で炎上させるシーンが登場した。1952(昭和27)年には、新館が長谷部鋭吉の設計で完成。1964(昭和39)年に旧館をアントニン・レーモンド設計で改築。チェコ出身の建築家、アントニン・レーモンド(1888~1976)は、日本近代建築の父と呼ばれる。1919年(大正8年)帝国ホテル設計のためライトとともに来日。大戦中を除き40年以上日本に滞在し、今も残る教文館ビルや旧日本楽器ビル山葉ホールも手がけ、銀座の景観を作った。【10】1924年(大正13年)・銀座通松坂屋 竣工記念

デパート百貨繚乱。1924年(大正13年)関東大震災の翌年に銀座復興の先陣を切ってオープンした松坂屋。土足入場の断行(1925年)をはじめ、お好み食堂の創設(1930年)、女性社員の完全洋装化(1933年)など、次々に新機軸を打ち出しデパートの歴史において重要な存在だった。「今宵逢ひましょ銀座の街で 名さへあなたを松坂屋 昇降機(リフト)上れば、星かげ、灯かげ 空のサロンの朗かさ」西条八十が1935年(昭和10年)に詠んだ「星の食堂の唄」の一節が有名。映画「ゴジラ」(1954年の第1作)に於いて、屋上動物園の巨大な鳥小屋越しにゴジラが現れ、鳥たちが騒ぐカットや白熱光で炎上させるシーンが登場した。1952年(昭和27年)には、新館が長谷部鋭吉の設計で完成。1964年(昭和39年)に旧館をアントニン・レーモンド設計で改築。チェコ出身の建築家、アントニン・レーモンド(1888~1976)は、日本近代建築の父と呼ばれる。1919年(大正8年)帝国ホテル設計のためライトとともに来日。大戦中を除き40年以上日本に滞在し、今も残る教文館ビルや旧日本楽器ビル山葉ホールも手がけ、銀座の景観を作った。【10】1924年(大正13年)・銀座通松坂屋 竣工記念