いよいよ始まる「中央区まるごとミュージアム2014」。初参加となる銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)は、3つのイベントを開催します。

銀座コラージュ!アーティスト イン レジデンス展 (メイン会場)/ 10月28日(火)~11月3日(月)

第10回銀座あおぞらDEアート(MUSEE9作家が初参加) / 11月2日(日)11時~16時 泰明小学校

建物一斉公開イベント open!architecture オープンアーキテクチャー

 【銀座・昭和ヒトケタ建築めぐり】 / 10月26日(日)13時30分 奥野ビル~川崎ブランドデザインビルヂング 

 

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その第一弾「オープンアーキテクチャー」が本日開催されました。様々な建築を、ゆかりのある人をゲストに招き、建築の魅力を発見するというイベント。今回は人気が高く、あっという間に定員が集まったとのことでした。「昭和ヒトケタ」をテーマに、20名のお客様が、あの奥野ビルから見学に。ギャラリー代表川崎力宏が、建築や想い入れについて講演させていただきました。

 

山口県立大学准教授の斎藤理先生にも解説いただき、ギャラリーの隅々までご覧いただきました。最後は屋上まで登り、昭和通りの他のビルとの高さを体感。斎藤先生曰く「ギャラリーの低さと、周囲の高層ビルとのギャップに魅力がありますね」とのこと。お客様も感慨深く空を見上げていました。

 

ginza-musee-tatemono01 銀座松屋8 階の屋上から発信するFMラジオ局「ソラトニワ」。先日の出演に続いて「ドクトル・コバの銀座の奥義」という番組に、ギャラリー主宰 川崎弘美がゲスト出演しました。エレベーター横のガラス張りのスタジオは、グレーグリーンの壁面に、クラシックな皮製の椅子、鹿の頭を模した壁掛け、白い漆喰の額など点在する不思議な空間。DJのドクトル・コバさんは、丸の内でMen’s Health Clinic 院長をされている精神科医で、毎週ゲストを招いて銀座界隈の粋な情報を紹介されています。前半、奇跡的に残った銀座のレトロビルの経緯、建築の希少性について、後半で併設するパルナスウィーンインテリアで扱っている前世紀末ウィーンのインテリアの魅力をお伝えしました。

 「中央区まるごとミュージアム2014」の一環として、10 月28 日—11月3 日に開催される「銀座コラージュ!アーティスト・イン・レジデンス展」についてもご紹介。新進気鋭の現代美術作家、久保田絢子(拓画)、鈴木のぞみ(写真)、林勇気(映像)、原摩利彦(音楽)、森ナナ(現代美術)の5 名が中銀カプセルタワーで創作した最新のアートを紹介するという試み。レトロな建築と最新のアート。ある意味で革新的な取り組みだという認識だと対談の中で感じることができました。