文化庁の報道発表(2024/11/12付)にて、 文化審議会の答申(登録有形文化財(建造物)の登録)が公開されました。
 
旧宮脇ビル
(川崎ブランドデザインビルヂング)
S7/S17増、R5改修
 
銀座昭和通りの角地に建つ商業ビル。鉄筋コンクリート造で、S17年に東を増築し一体化。縦長窓とタイル貼で全体を整える。銀座で隆盛した不燃化商業ビルの現存例として貴重。
 
正式な登録は官報告示を経てとありますが、答申が公表されましたので、登録予定が確実になりました。
実は紆余曲折があり、一時は申請の断念がよぎったこともあったのですが、中央区の郷土資料館・建築課、東京都都市整備局、都税事務所、マヌ都市建築研究所、ほか皆様のご尽力で10年来の悲願が達成されることとなりました。
国の登録有形文化財への選定は、建築を保存して参るための大きなモチベーションなりました。引き続き、銀座の大切な景観として永続的に残していく所存です。
川崎ブランドデザイン有限会社・MUSEE GINZA
代表 川崎力宏