東京建築祭2026 特別公開5/23-24 参加のお知らせ
建築保存に導いた 現代アート MUSEE GINZA 川崎コレクション展2
東京建築祭2026
【日時】2026年5月23日〜7月5日の(金・土・日)13:30-15:00
【場所】MUSEE GINZA_KawasakiBrandDesign 東京都中央区銀座1-20-17川崎ブランドデザインビルヂング【料金】入館無料
【関連イベント】東京建築祭 特別公開 2026年5月23日-24日は10:00〜17:00
開催趣旨
建築は、単なる構造物としての「ハード」にとどまらず、人の営みとともに時間を重ね、街の記憶として蓄積されていく存在です。
本展は、昨年に開催した同タイトル企画の第二弾として、展示内容を一新し開催するものです。
東京建築祭2026は、「東京の多彩な建築を体験し、楽しむ。つくるひと、使うひと、守り継ぐひと―さまざまな思いに触れ、建築が身近になる。」という理念のもと、建築を取り巻く人々の営みに光を当てる都市型フェスティバルです。
MUSEE GINZAはこの趣旨に深く共鳴し、一昨年、昨年に引き続き参加いたします。これまで2,000名を超える来場者を迎え、大きな手応えを得ました。そして2025年3月には、国の登録有形文化財に選定されるに至りました。
本年は、こうした時間の蓄積を踏まえ、私たちが四代・百年にわたり関わってきた「建築と保存」の系譜を軸に、コレクションを再構成しました。特に先代までは、大分を拠点に建設会社として九州各円で様々な建築や土木に施工で関わってきました。建設会社として開発を担ってきた立場から、本来は相反し得る「保存」という選択にどのように向き合ってきたのか。その思考と実践を、具体的な事例とともに提示します。
赤レンガ館(旧第二十三国立銀行本店)、大分市美術館アートプラザ(旧大分県立図書館)、そして本拠である旧宮脇ビル。いずれも、解体や建替えの圧力の中で、保存という決断がなされた建築です。それらの背景には、単なる合理性ではなく、「残すべき価値とは何か」を問い続ける美意識がありました。
その美意識を醸成してきた重要な要素のひとつが、現代美術との深い関わりです。
1960年代、日本の前衛芸術の象徴的存在であった「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」の系譜に連なる作家たち―風倉匠、篠原有司男、吉村益信、そして建築家として運動を支えた磯崎新。さらに、国際的に活躍した宮脇愛子。加えて現在も第一線で活動するクリスチャン・アヴァ、山口歴らの作品群は、既存の価値観を問い直し、更新し続ける力を内包しています。
本展では、これらのコレクションを通じて、「建築を残す」という行為の背後にある思想と感性に光を当てます。
建築と美術、それぞれの領域を横断しながら形成されてきた価値観の交差点としての本展が、来場者にとって、都市と建築の未来を考える契機となることを願っています。