World MUSEE Tour 世界ミュゼ探訪003 テートモダン

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イギリスは、ロンドンにやってまいりました。
テムズ川沿いに威風堂々と屹立する、要塞のような建築物。実は若者に人気のある美術館なのです。

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ミレニアムプロジェクトの一環として2000年にオープンし、今やすっかり人気の観光スポットとなった

世界最大規模の現代アート美術館、その名は、テートモダンです。

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テートモダンが出来るまでは、古典美術のナショナル・ギャラリーと近代美術のテート・ギャラリー

(現テート・ブリテン)という2大美術館で住み分けをしていたそうですが、

テート・ギャラリーが手狭になったため、現代美術を専門とする新館として開設されました。

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この要塞のような建築は、もともとは1940年代に建設されたバンクサイド火力発電所。

役目を終えた火力発電所を美術館にリノベーションしたものなのです。

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国際的な設計コンペが開催され、スイスの新鋭建築家ヘルツォーク&ド・ムーロンが勝利し、

このテートモダンを通じ、その名前を世に知られることになりました。

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ファサードは発電所時代そのままにレンガを活かし、特徴的な煙突がそびえ立つ。

ロンドンの金融街シティから架かる曲線が美しいミレニアムビレッジを渡り、建物に入ると、

エントランスホールは巨大な吹き抜けが飛び込んできます。

 

ここは、かつて巨大なタービンが電力を作りだしていたタービンホールで、奥行き152m、高さ35m。

壁には黒い無骨な柱が建ち並び、天井からは光が射し込みます。このホールでは、その時々の企画展と

連動した作品が無料で楽しめます。

緩やかなスロープを進み、地下1階まで降りると、展示室の入口があり、常設展示は3階、

5階にある4つの展示室で行われ、それぞれ「風景」・「静物」・「人体」・「歴史」という

4つのテーマが振り分けられています。

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時代順ではなくテーマごとの展示が選ばれたのは、異なった時代における共通する表現を見出すという意図や、

忙しい観客がどれか一つの展示室しか見ることができなくても20世紀の美術運動や有名作家を

一通り見ることができるようにするという配慮があったそう。

2006年からは、それぞれいくつかの美術運動に焦点をあてた5のテーマの部屋へと再構成されました。

ウォーホール、カンディンスキー、クレー、ゴーギャン、シャガール、ダリ、ピカソ、ブラック、ポロック、

マグリット、ムンク、モディリアーニ、モンドリアン、リキテンスタインと誰もが知る蒼々たる作家の作品を

堪能することができます。

3階には、テート・モダンのコレクションの中でも知られたもののひとつであるマーク・ロスコの

シーグラム・ビル壁画を集めた「ロスコ・ルーム」があり、抽象的でありながらも神秘性や叙事性に

満ちた作品を鑑賞できます。

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タービンホールより南半分を占める変電所機能は、実は現在も稼働しているそうですが、

設備の更新時期が迫り、変電所スペースが縮小化することになったことに伴い、新たに本館に隣接して

新館が誕生することが決まりました。


設計は、世界で実績を積みあげたヘルツォーク&ド・ムーロンが再び担当し、現在施工中。

格子状に積んだ本館と同様のレンガを再制作し同調させ、隙間から光が通過するデザインとなっており、

彫刻のようなフォルムが新しい。展示面積は現在より6割も増加するそう。

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完成予想の模型とCGプレゼンが公開されていたので、ご紹介しておきます。

(完成後またロンドンに行く楽しみが増えました。)