第2回ミューミュー展 新作 黒猫展 & NIKE展

開催趣旨

 猫を専門とする作家たちによる黒猫及び二毛猫(白黒猫と赤白猫)の展覧会。と言っても、昨今の猫ブームとは一線を画す。ここに集うのは、銀座の地で32年続く伝統の猫美術を継承する者たちだからだ。

 銀座7丁目の猫専門画廊「ボザールミュー」において、第一回「黒猫展」が開催されたのは1984年。以来、愛猫家のみならず多くの美術愛好家にも支持され、毎年人気の展示となっている。猫の中でも、黒猫はとりわけ豊かな文化的背景を持ち、独特の存在感を放つ。神秘性をまとう美しい姿の再現は、しかし造形する側にとっては難易度が高い。作家の力量が試されるテーマであるとも言える。

 今回は、さらに「未発表新作」という条件が付加された。現在単独で個展も開催しているプロフェッショナルたちが、この企画のために新しく制作した作品群は、総数60点余り。油彩、日本画、水彩画、写真、立体造形と技法はバラエティに富み、キャリア40年以上のベテランから期待の新人まで、個々の感性も様々だが、かつて「ボザールミュー」の主力であったフジタや熊谷守一に連なる、猫専門画廊に厳選された作家であるとの自負は共通している。また今回は、愛猫家にとって嬉しい白黒・赤白の「二毛猫」作品も共に展示される。質・量ともに圧巻の6日間、ぜひご堪能いただきたい。

主催者ごあいさつ

 今回の展覧会を主催するのは、日本で最初の猫専門美術画廊「ボザールミュー」のポリシイを受け継ぐ美術愛好会「ミューミュー倶楽部」です。

 創業者は語ります。「ボザールミューは1984年、銀座でオープンしました。当初は賛否いろいろでしたが、あえて『猫専門』あえて『銀座で』というのには自信がありました。猫はただかわいいというだけの動物ではありません。その性格は人間同様に複雑で魅力的、猫を愛し理解するほど、その魅力は増していきます。その魅力に焦点をあわせ適確に表現していけば必ず価値ある作品になるということ。油彩、日本画、立体と表現方法はさまざまですが、めざすところはひとつ、猫的な魅力の追求です。猫そのものの存在感がみごとに表現された作品に出会ったとき猫好きは心を踊らせます。『この作者はホントに猫がわかってるわネ!』という安心感と一体感です。このような一体感を感じられる作品を追求して30年。扱う作品はお客さまにも作家さんたちにも『ミュー好み』と認識されるようになりました。」

 2013年、創業者が高齢によりボザールミュー閉廊を決めたとき、顧客からも作家からもこの「ミュー好み」を惜しむ声が多く聞かれました。この画廊に育ててもらった作家たちが恩返しのために「シャトンドミュー」という新画廊としてこの場を継承しましたが、諸事情により2015年に拠点を手放しました。以後は「のらねこ宣言」をして会員制の愛好会「ミューミュー倶楽部」を結成。100名余りの会員の支援を受け、その都度場所を変えながらの企画展開催や会報発行などのサロン運営を続けています。

 このたび、縁あってレトロギャラリーMUSEEでの大規模企画展を開催することになりました。銀座で存在感を放ってきた伝統ある黒猫のテーマを、同じくこの銀座の地で歴史を刻んできた会場で展開できるのは至上の喜びです。猫美術を愛する多くの皆様にご覧いただけましたら幸いです。

展覧会の様子

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黒猫見上げる 高橋行雄

黒猫見上げる 高橋行雄

 

朝顔(水彩画の滲み画法)村上豊

朝顔(水彩画の滲み画法)村上豊

皓月(油彩)疋田正章

皓月(油彩)疋田正章

てんとう虫(油彩)石澤晶子

てんとう虫(油彩)石澤晶子

さくらふぶき(日本画)久野遥

さくらふぶき(日本画)久野悠

 

 

 

Un chaton (ワイヤーワーク)小林清美

Un chaton (ワイヤーワーク)小林清美

黒猫ゴロン(色鉛筆)目羅健嗣

黒猫ゴロン(色鉛筆)目羅健嗣

散歩道(立体造形)松本正行

散歩道(立体造形)松本正行

Mimi(日本画)北田浩子

Mimi(日本画)北田浩子

Snowy Day(水彩・アクリル)Minako Ota

Snowy Day(水彩・アクリル)Minako Ota

(水墨画)渡部ゆか

(水墨画)渡部ゆか

ジュリアーノ大公(モザイク)並木Dari

ジュリアーノ大公(モザイク)並木Dari

猫集会 畑尾洋子

猫集会 畑尾洋子

第2回ミューミュー展 新作 黒猫展 & NIKE展2