杉谷 慧 展 東から西、西から東

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展覧会の様子

 

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2015/7/29水曜日より「杉谷 慧 展 東から西、西から東」がスタートしました。杉谷慧さんは、多摩美術大学院に在籍し、ベルリン芸術大学に留学された経験もある若手作家です。薄いアルミ板に透明度ある油彩を施した、現代アート作品に取り組まれています。

 

   「東から西、西から東」

    太陽は東から昇り、西へと沈む。西を通って東へ進む。

    人は東を目指して、西を辿り、東に着く。

    万物は東から西へ、西から東へ。どこが東でどこが西でもない。

 

 

『東から西、西から東』という今回のタイトル。 西洋と東洋。ベルリンでの滞在をきっかけに、国境に関して思い巡らすようになったという杉谷さん。ベルリンの空に沈みゆく太陽を見て、日本をはじめ他の国からも、同じ太陽が見られるということから、今回の創作のヒントを得たそうです。

ギャラリーの空間に配置された一連のパネル作品「the suns Ⅰ~Ⅳ」には、太陽がリズミカルに表現され、窓から入り込む太陽光と呼応します。

太陽の動きから導かれる、瑞々しいブルーの色彩が美しい「the universe」からは、生命の原点が垣間見られます。国境を越えて、ひとつの地球を巡る、旅人になった感覚になれる展覧会です。

 

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須藤 晋平 展 CREMATIONー火葬ー

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展覧会の様子

 

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銀座レトロギャラリーMUSEE(ミュゼ)では、2015/7/22(水)より「須藤 晋平 展 CREMATIONー火葬ー」を開催します。

須藤晋平さんは現在、多摩美術大学院(博士前期課程)在籍。昨年夏のトーキョーワンダーウォール公募2014にて入賞され、その中から「トーキョーワンダーウォール賞」(12作品)に選出された経験のある、将来が楽しみな若手作家です。2015/8/6~27都庁(空中回廊)で開催される入賞展示と合わせ、「CREMATIONー火葬ー」と題した展覧会を企画しました。

 

       「CREMATIONー火葬ー」
   立ち上る煙は次の姿へと変形を試みるゴースト
   再生を祈るようなメタモルフォーゼ
   再会を夢見る

 

100号規模の作品を3点、30〜10号規模の作品を3点、小作品を7点の展示しました。作品に共通のモチーフとして登場する「煙」から導かれる「再生への願い」が表現されています。特に、今回の展覧会のために制作された新作「rerising Icarus」(油彩F50号2組1167×1820)では、ギリシャ神話に登場するイカロスの墜落がモチーフになっています。悲劇的なエピソードで留まることなく、イカロスが煙となって昇る姿から、希望的な「再生」を感じ取っていただければと思います。

2015年7月26日(日)までの5日間、どうぞご高覧くださいませ。

 

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